スピリチュアリズムとの出会い
なぜスピリチュアリズムに興味を持ったのか…
私がいわゆるスピリチュアリズムというものと出会ったのは、1冊の本からでした。
シャーリー・マクレーンの『アウト・オン・ア・リム』 。
私は物心ついた頃から、人間が死ぬとその意識はどこに行ってしまうのだろうか?と考えている子どもでした。肉体がなくなることはなんとなく理解できるのですが、今この瞬間こんな事を考えている自分の意識までもがなくなってしまう!という事がどうしても理解できなくて…、幼稚園に通うようになった頃からか、もしかしたらその前から、毎晩眠れずにカーテンの花柄を見つめながら考え込んでいました。
けれど、成長するにつれていつしか、友達と遊ぶことや学校での出来事の中に浸りこみ、人間は死んだらどうなるのだろうと考えることもやめてしまいました。さらに成長し大人になり、人生はどうしてこんなにも思うようにいかないのか、どうしてこんなに辛い思いをするのか…と思い悩んでいた時に手に取ったのが、この本だったのです。
私の中での変化
この本を読んで目からうろこがボロッと剥がれ落ちたような感じがしました。
それと同時に深く納得しました。そして不思議なことですが、そこに書いてあることを私は知っているという感覚にとらわれました。
それ以来、いろんな本を読むことで、人生の見方が変わりました。
人生において起こる出来事についてのとらえ方が変わりました。
人についての見方が変わりました。
人生やその中で起こる出来事の中には、目に見えない深い意味が隠されていること。
人とのつながりの中にも現実に目に見える関係性以外に、目には見えない目的や学びがあること。
それから約20年をかけて、たくさんの事を学び、そして私自身が大きく変わりました。
この本と出会ってからというもの、そのような本を山のように読んでいますが、最初にアウト・オン・ア・リムを読んだときに感じた、“知っている”という感覚をいつも感じます。やはり、昔は知っていたことを思い出しているような感じがします。この本と出会う以前の私とそれ以降の私とは、もはや全く違う人間なのかもしれません。